金と人生。

こんな記事を見た。

 

https://r25.jp/article/660771636254674304

 

この年代(というか50代以上かなぁ)にはよくありがちだと思うんだけど、家賃を払うのは馬鹿らしいという考え方に俺は違和感を覚える。

 

消費と資産という観点で見れば、それはごもっともで家を買ったら資産になるので同じお金を使うのであればそちらの方がいいという考え方だろう。

 

ただ、今の、特に日本人の生活を見ているとそこに疑念が生じる。何千万の住宅ローンを組んで家を買ったがリストラ、もしくは収入の計画が崩れ払えない、外国人労働者の増加(=これから日本人が働く場所が少しずつ奪われる)、残業の制限(=残業を減らすので残業代が発生しない、経営者が機械に頼り無人化etc)日本は意図してこういう国になってしまったが、これによって別に住宅ローンに限った話ではないが「日本に住む」ということが余計難しくなってしまった。

 

そして、一番違和感があるのが「搾取する側とされる側の構造が鮮明になっていること。」搾取する側にいればある程度こういった夢も叶えられるかもしれないが、される側は一生搾取され続ける。冒頭の記事にあったように、「一生大家の財布に金を入れる」事になる。アパホテルの社長も搾取する側だからこんなことが言えるが、多数は反対だ。

 

じゃあどうすんのって話なんだけど、極論「いつでも人生を終えることができる状態」になれば別に持ち家なんか必要ない。(尊厳死とかそういう話ではなく)

要は家賃が自分が死んだときに払いどめになるようなサービスだ。搾取する側は絶対そんなサービス作らないと思うけど、そもそもそんな立ち位置を捨てたときにフラットに何が見えるかである。

 

アパホテルの社長がこんなサービスに乗り出すか?答えはNO。採算が合わないから。ごもっとも。でも、それって搾取し続けるための口実じゃないですかって話。

 

別に飲んでないのに変な文章を書いてしまったが、これも残しておこう。