controllingとshaping

組織管理者の6つのイメージはまた別の機会に書くとして、今回はマネイジメントをする上での2つのイメージを語っていきたい思います。

まずControllingから。

組織って基本的には上司と部下の関係ですよね。上の人が下の人に指示して行動する。それを統制するのがマネイジメントの仕事である。っていうことです。

Theory of managementというものをご存知でしょうか?アンリ・ファヨールという経営学者(ってか企業経営家)が20世紀前半に作った理論で『管理とは、計画し、組織し、指揮し、調整し、統制するプロセスである。』と唱えたものです。

管理過程論-wikipedia

本当に基礎中の基礎だと思うんですが、こういうものがたった100年前にできたものだと思うと、現代のマネイジメントの進歩は計り知れないほど大きいものだと思います。

もう一つはshaping

組織って生き物みたいってよく例えられますよね(だぶん)つまり、型というものが存在しない。人が新しく入ってくれば当然組織改革(そんな大それたものではなくて、小さくても)を行わなければなりませんし、同じチームでもコミットメントが変わったりすると、それを達成するためにチームの中で試行錯誤する。つまり流動性の高いものだと。

このイメージの中でのマネージャーの立ち位置は、個々の能力やチームワークを分析して、それぞれが目標達成に必要な条件を満たすための手助けをすることに尽きます。

controllingがprocedural(手続きみたいに淡々と目標を実行する)なものに対して、shapingはparticipative(みんなで努力して目標達成しよう!)みたいなものです。

めちゃくちゃ大雑把で、根本的なところですけど、組織を変革する上で、マネージャーはこの2つのイメージから変革を進めていくみたいです。(僕はマネージャーになったことは一回ありますが、その時はこれを知りませんでした。今これを知っていたら。。。)

これ、分かりやすいですかね?不安になってきた。

来週は月、火と試験があり、忙しい週末になりそうデス。