あいどるってなに?

平成はアイドル昇華時代だと思っている。

 

この30年の間に何万というアイドルが生まれて消えていった。

 

その中で、この平成が終わる前にここに今考えている事を残しておきたい。

 

 ついさっきこの動画を見た。

 

youtu.be

 

動画内に放送禁止用語が入っているので、すぐ消去か修正されると思うが、ある一人のアイドルになりたい女の子(研究生)が正式にアイドルになるまでの葛藤や辛さを吐露している。

 

これを見たときに思い浮かんだのがタイトル。

 

「あいどるってなに?」

 

別に言語がわからないわけではない。だた、彼女のひたむきな努力がそのまま彼女の生活の糧になっているのか疑問に思っただけだ。がんばったその先で彼女はこれから充実した人生を送れるのだろうか。かといって彼女が所属している事務所はあくまでもビジネスなので、人気がなくなったらそれで終わり。そのときに、彼女が彼女自身で生きていけるようになっていれば成功だけど(他の事務所にいっても活躍できるとか)。冒頭に書いたように今やアイドルは大勢いるし、元〜とかを含めると数えきれないだろう。今辞めることなんてみじんも思っていないだろうが、そもそもそれを思わせないように事務所が仕向けているんじゃないかと思うほど、危ないほど彼女は今を懸命に生きている。そうさせているのがアイドルという仕事だとしたら、やっぱりそう思ってしまう。

 

アイドルに限らずエンターテイメント全般に言える事だが、基本的にはパフォーマンスで評価は決まる。面白い、楽しい、嬉しい、感動したもの・ことに対して人は金を出すし、そのために金を稼ごうとする。

 

対してパフォーマーはどうだろう?より多くのお客さんに見てもらうために笑顔を振りまく、一生懸命踊る、歌う、グッズや曲を買ってもらった人に感謝する。ちょっとでも隙を見せると観客は落胆する。「せっかくお金を払ったのに・・・。」そうならないためにも努力する、歌う、踊る。。。

 

open.spotify.com

 

この曲が思い浮かんだ。

 

この記事を書いているうちにだんだん気づいていた。俺は「研究生」というシステムが嫌いなのだ。夢のために我慢して生活を切り詰めてアイドルをするということがもう時代にそぐわなくなってきている。それでマネタイズしている「大人」がさらに嫌いなのだ。平成が終わるこのときに、この悪しき習慣がなくなればいい。研修という制度はあっていいと思うが、そこには適正な労働賃金と休息があるべきだし、学業をおろそかにしなければならないほどの労働は即刻やめるべきだ。

 

もう一度。「あいどるってなに?」